ロッキンホースバレリーナ

初めて見たときは全くピンと来なかったというかむしろ嫌いだった。何言ってんだよこいつらふざけんなよちくしょうちくしょうちくしょう。と。腹が立った。別府さんには幸せボケしてたのかなハハハ〜なんて言ったけど単に自分がそのときそういうことを言うのを我慢してたからあんな風に叫んでしまえる姿が羨ましくて仕方なかった。だから腹が立った。

二回目に見に行くことになったときはなぜだらわからないけれどもう完全に前回と違う予感しかなかった。自分の中のなにかやわらかいところがドキドキしてはりさけそうでしょうがなかった。し、その予感は的中して銀杏BOYZに出会ったとき以上かもしれないくらいの衝撃というかなんというか、もう魂がふるえあがった。
この気持ちはまだうまく言葉にすることができなくて、うまく伝えられなくて、でも私が発した言葉、伝えようとした思いを彼女たちは受け入れてくれた。それがいちばんうれしかった。
絡みに絡まってこんがらがりそうだったりほどけてしまいそうだったりするそんな膨大なつながりの中から、わたしは彼女たちに会えた。なんでこんな気持ちになるの。もうたまらなくうれしくてたまらなく幸せでたまらなく悲しい。こんなふうに出会ってしまったので、なくならないでほしい。キラキラのディスクと茶色い封筒はずっと宝物。でもやっぱり中身は生身の人間だから会いに行こう。
今わたしの目の前にあるもの全部うまくいってほしい。大好きなあの子もあの子も彼も彼もあの人もその人もみんなみんなみんな。なのでわたしもがんばります。会いに行けるように。
悲しいことはひとつもないのだ。今夜きみが怖い夢をみませんように。