今日中に手に入れよう、と決めた。大切だと思ったことが、寝て起きてテレビを見てラジオを聞いて雑誌をめくって誰かと話しているうちに本当に簡単に消えてしまう。

このあいだながいひるで買った漫画が最高だった。表紙に一目惚れしてしまって見た瞬間にすぐ、これは絶対買わなきゃいけない、と思った。そういうのってたまにあるよね。久しぶりにそういう直感みたいなのを感じてすごくドキドキしたしぞわぞわした。
下北沢にいるパンク野郎どもの愛の物語…と言えば聞こえはいいけれど出てくるのは本当にバカばっかりでどうしようもなくてでもたまらなく愛しくて久しぶりにああこれが愛なんだなあうわああああああとなった。
 
買ったときに作者の田村健という人はもう死んでいて特に売れたりすることもなく死んじゃったんだとながいひるのきむらさんに教えてもらって驚きとも悲しみとも言えないなんとも変な気持ちに包まれた。
それでとりあえず読んでみてめちゃくちゃ感動して、さっきふと思いついてインターネットで田村健という人について調べてみた。けれど大したことは出てこなかった。Wikipediaもなかった。わかったことはデビューしてすぐに交通事故で死んでしまったことと彼が死んでから毎年その漫画の実写版としてのライブイベントが行われているということくらいだった。他にも彼の漫画を愛している人たちがいることを知ってなんだかとってもうれしかった。
 
人が死ぬのは嫌だと思った。
 
でも誰にいくらお願いしてもそれだけは無理だよ〜って感じだし。
 
でも?だけど?
 
人が死ぬのは嫌だけど、死んだ後も誰かに大切にされてるのは最高だし、たとえ一作だけだとしてもそれだけの作品を残した彼はすごいし、最近よくなんで人は音楽をしたり本を作ったりするんだろう?とめちゃくちゃ考えたりしていたけれど多分そういうことも理由のひとつというかなんというか尊いもののひとつで。
 
とかごちゃごちゃ言ってもよくわかんないからそういうものはとにかく感じてほしいし感じようとしてほしい。感じてしまえばそんなものはするっとほどけるから。なんてったって全部愛だし。
この本を買ってよかったなあと心から思う。これだ!っていうものに出会うのは最高。
これからもこの本や物語に出会う人がいますように。
 
大切にしよう。
僕らは神様よりもハッピー。
 
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