美しいものを美しいと認めたい

東京名古屋京都を経て岡山に帰ってきてから、ものすごく脱力感。遊びすぎた。いや、帰ってきてからもだいぶ遊んだし、行く直前までもだいぶ遊んでた。これは単なる疲れ。土曜日でやっと予定ラッシュが終わって、二日くらい何してたかわからないくらい寝まくった。ぽっかり抜け落ちた日々の空白はそのままに、満たされすぎた睡眠欲が身体を狂わせて寝不足で朝を迎える。今日からまたドタバタだよ。

腑抜けていちゃあ好きな人に会えても意味がないと思うからちょっとしっかりしなくちゃなあ、と思いながらものすごく腑抜けた歌を作った。腑抜けてしまうくらい幸せな気持ちになりたい。ほんの一瞬だけ訪れるそれを私はちゃんと見つけられる。外がどんなに寒くたってフニャフニャのお布団みたいな気持ちになれることを知ってるから私は最強、だと思う。
たとえ耳たぶひとつだって好きな人以外には触らせたくないけれど、来世で結婚しようね、ってちょっとロマンチック。顔がよくて口がうまい男の子はそういう感じで女の子を救っていく。初めて出会ったときから彼には幸せになってほしいと思っている。何度かライブハウスで会ってしばらくしてから彼の企画ライブがあるというので遊びに行ったら、彼がいちばん楽しそうにしていてなんだかものすごくうれしかったのをまだ鮮明に思い出せる。全部のライブが終わって「最高だったね」という言葉が行き交う中で、おつかれさまと声をかけたらものすごくいい笑顔で小さくハグをしてくれた。あんなことをされたのは初めてだった。一瞬びっくりしたけれど、ものすごくいい友愛のハグだなあと思った。彼はすごい人間だなあと思いながら環状線にのりこんで帰った。
これを書いていたらもうひとりそういう素晴らしい友愛のハグをくれた人を思い出した。ああいうのってなかなかできるものじゃないよなあ。関係性もタイミングも、色んなものがその瞬間になんかピタッとハマる感じ。ずーっと大切にしたい記憶だなあ。
だからわたしもさっさと腑抜け状態脱出してがんばりましゅまろだ…。

但野さん、初めて見たときから「今」のことしか考えてないって言ってて、本当に毎回見るたびに絶対全部越えようとしてくれる。でも絶対忘れられないものもやっぱりたくさんもらっていて、覚えていられる限り、全力で大切にしたいなあ。
それにしても、ツアー最終日の名古屋で但野さんに手紙を渡したくて、でも「これ手紙です!」なんて言うの恥ずかしいから、フライヤーの裏に書いた手紙を中学生のときとかによくやったお手紙折りにして「これゴミなんであげます!」って言って渡したんだけど、本当にゴミだと思われてたらどうしよう…?と今更考えてしまって………って感じ。
但野さんは「…マジ?俺がゴミ好きなのよく知ってたね〜ありがとう〜」と言ってたから、よしこれは察してくれたな…とか勝手に思ってたんだけど…思ってたんだけど…。
また会えたときに聞いてみよう…。わはは。