ワンナイトワンチャンスメロディー

ライブが終わってから話しかけてくれた人がいて、よかったです、って言ってくれてものすごくうれしかったんだけど、ほとんど知らない人だったからてっきり他の人のお客さんかな?と思っていたのに、清算のときになって話を聞いていたら自分で取り置きをしていたぶんよりひとり多くお客さんが来てくれていたみたいで、ほかによく知っててライブに来てくれてそうな人なんて誰もいなかったし誰だろう、と思ったところでその人が私のお客さんで来てくれていたんじゃないかと思った。

違ったらあれだけどきっとそうだと思うし、ものすごくものすごくものすごく、本当にうれしかった。私の初めてのちゃんとしたライブで、ちゃんとしたお客さん。それを抜きにしてもわざわざライブを見に来てくれる人がいるなんて、なんと素晴らしいことかと思った。こんな平べったい文字じゃ全然伝わらないだろうけど、本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当にうれしかった。本当に。本当にうれしかった。
その人は用事があるからと言って、私の出番が終わって声をかけてくれて少し話をしたらすぐに帰っていった。もう気づくの遅すぎバカすぎ本当にすみません。話をしながらまたどこかで会いたいなあと思っていたんだけれど、そのことに気づいてからさらに気持ちが強まった。また会ってきちんとお礼を言いたいしまた何か話をしたい。うう。本当にうれしい…。
他にも感想とか反省とか楽しかったこととかうれしかったこととか山ほどあるんだけれど、本当にこれが一番心にある。
この一回で終わりじゃないしそれよりも次のことこそが肝心なんだろうけど、今はこのことで本当にうれしくて胸がいっぱい。
人間ってすごいな。なけなしの身体使って君の全てを愛したい。顔とか声とか気持ちとかわざわざ身体動かしてここまで来てくれることとか、そういうものが存在していることに本当に感動した。ライブしてよかったです。本当にありがとうございました。