うそでもいいのさ

あ、と思い出した。終わってしまう。

全部ほうりなげて会いに行くべきだったか。ベッドでiPhoneの中につめこんだなけなしのなにかを再生した瞬間にそう思った。
うそならいいのに。

自分が持ってるこの気持ちが100%ほんとなら、その対岸にあるものがまるっきりの嘘でもかまわない。
まだとけてない魔法がほんの少し残っている。続きがどこかにあるはずだ。
さよならずぶぬれシアター、雨の寺田町を夢に見よう。