気持ちいい

的確なアドバイスと愛を遠ざける雨があまりにもリアルな今夜も街はふつうに朝を迎える。昨晩のことだってもうほとんど覚えちゃいないけれど匂いや感触だけはいつだってすぐリアルに思い出せる。なにをしても絶対に初めてのことしかないしいつもどこにも行ってほしくない。愛されることに条件があるなんて、自分はあれだけ勝手に条件や点数をつけてきたのに昨日まで知らなかった。絶望の数と同じぶんだけインターネットの検索履歴が増える。幸せはどんどん作れるし悲しいこともいくらでも作れる。横顔も手のひらも私にとって全部が最高に特別だっていくら思っても言っても伝わらない。じゃあなにをすればいいの。ほったらかしにしていても幸せだから何の問題もないけれど、頭の中の空洞が増えていく気がする。スポーツもできないし彼女にもなれないし、エビフライ食べに行こうって言ったじゃん!って頭に響いてハッとした瞬間の気持ちだけで生きていけたら無敵なのになあ。大好き大好き大好き、って後ろに隠した手のひらを全力で握る。愛はこんなに最高なのに人間は悲しすぎる。会いたいな。