これは恋ではない

干したてふかふかの布団にしみこむ、残酷なまでになまなましくてたまらなく愛おしい誰かの匂い。ふあーん。
抱き合ったことのある人の匂いってなんでこんなに鮮烈に残るんだろう。こんなにも身体中に誰かの匂いをまとっているとどうにかなってしまいそうで、なんかもうこれこそが恋なんじゃないかって思っちゃう。好きな人とする食事と夜のドライブの次に、セックスのあと身体に残った好きな人の匂いが大好き大好き大好き。
好きな人のことを独占しようとは思わないけれどやっぱり特別だし、こうして髪の毛に残った香りくらいはひとりじめしたっていいよね。
それだけでわたしはとんでもなく安心してしまって、もうあと5秒くらいで寝そう。
おやすみなさい。天使たち。