愛の跡地

たくさんの美しい朝を失っても悲しまない、急にそんなことを思った。失ったものを数えたり手に入れたものの価値をはかったりするなんてバカみたいだ。どうしようもなく愛しくなったりどうしようもなく悲しくなったりすることだけが本当のことであとは誰にもわからない。まっとうな悲しみやまっとうな愛に近づいて生きていけるならそれだけでもいい。そんな気持ち今まで出会ったほかの誰にも作れなかった。自分と自分の恋人が作ってくれた。自分がどうやって生きていきたいのか、生きていけばいいのか、やっと少し考えられるようになってきた気がする。

今日も朝は美しい。はず。

まだくらいけどおはうに。