同等の愛

言葉にし尽くせなくてどうしよう、なんて思っていたら、こんな日はMCなんかいらねえよな、ってものすごく振り切った顔で但野さんが言うから心の中で全力で同意した。

風みたいな感覚。ブワッと一瞬で吹き抜けて、そのあとに残る鮮明だけど形のない爽やかな気持ち。今日が一番最高だって絶対に言える。
豊平川からのピカピカって贅沢すぎやしませんか?なんて思いつつ、たまらなくうれしかった。豊平川のイントロが始まった瞬間にラモネスさんがちょっと泣いていたのは見間違いなんかじゃないはず。わかるもん。わたしが泣いてしまうときとたぶん似たような感覚で、同じ顔で泣いているような気がした。そういえば但野さんがライブ中にずっこけてたの思い出した。けっこう痛そうだったけど大丈夫なのだろうか。まあそのあとにわたしもずっこけるんだけど。ライブしてたわけでもないのに…。
好きって言いたいけど好きなんて言葉じゃ全然足りないしよくわかんないしとにかく好きも憧れも愛おしさもなにもかも命の全てを最大限につめこみたいしつめこまれてる。全てのライブに行きたいくらいなんだけどそれは無理で、うまく伝える術もわからず、愛とはなんぞや!と頭をもたげながら新しい缶バッチをひとつ買い足す。とにかく会いに来れてよかったといつも思う。もらってばかりじゃないちゃんと返すんだ、ってあの歌が大好き。大阪でのライブの日、ファンダンゴに向かっているときに急に、今日は商業音楽が聴きたい!と思ったら予感的中でばっちりやってくれてめちゃくちゃかっこよかった。そして待つばっかりじゃなくて、また絶対会いに行く。ああ何かできることはないのか。
とりあえず今日は寝なきゃ…。おやすみなさい。