クリスマスの再来

スパンクハッピーは楽しいときも悲しいときも、幸せなときも不幸せなときも、いつ聴いても必ずステキに聴こえるからいいな。

このあいだのラブソング大会ではプレゼント交換があって各自がオススメのCDを焼いて持っていくことになっていたのでわたしはスパンクハッピーの中で一番好きなCDであるCOMPUTER HOUSE OF MODEをセレクトしたのですが、それに反応してくれた人がみんなわたしが勝手にリスペクトしている人たちばかりだったのでなんだかとってもラブな感じでした。

甘くてチャラチャラしている瞬間ってすごく気持ちよくて何も考えられなくなる。思考が止まる瞬間こそ至高。そしたらやっぱり現実はクソとか思っちゃって、シャンパンのかわりに日本酒をいつもの2倍のスピードで飲んだらものすごくいい感じに酩酊して何もかもが夢だったみたい。夢から覚めても夢を。

好きな人が遠くにいるというのは大切なテーマを失ってしまったようでものすごく寂しいな。

美術館好きそうなメガネ買ったら美術館に行きたくなってきた!とか言ったらでも今大原美術館にあるモネの睡蓮とか受胎告知とかは東京の美術館に貸し出されてるんだよって誰かが言ってた。うーんなんかそういうのいいな。今すごくぼーっとしたい。何かを眺めたり特に必要もなくお茶したり。無限にあふれる自由な時間がほしい。

新しいメガネが出来上がるのは金曜日なので今週は早く金曜日になってほしい。今すぐに何か気分を変えたい気分。

次のライブは軽く2ヶ月後とかなんだけど、なんかもうライブしたくなってきた。悔しかったから。曲書いてる。

つまるところひとりになりたい!けど恋をしていないと息がつまりそうじゃん。

水際に君がいる

あんなデートもこんなデートもぜんぶもう帰ってこないと思えば愛しいけれど多分またしてみてもきっともう楽しくない。永遠に失われてしまった愛してる.comを聴きながらもう慣れた一人で歩く街を愛してる。新しい街に行きたい。

絶対に伝わらないのに歌を愛してしまうし君の目に触れたがってる。パソコンの画面が暗くなる瞬間、君がこの部屋に落ちてきたらいいのに。

ボニーとクライドは今夜も夢中

ながいひる企画が終わった。楽しかったです。あんな素敵な場に出させてもらえて本当に感謝しかない。
にたないけんの歌は最高だしながいひるは最高の古本屋だという最高の事実にまみれてたくさん笑ったりドキドキしたり泣きたくなったりいろんなこと思い出したりしてるうちに夜はあっという間に終わってしまった。

そんな夜で会うことができたあなたを心から愛しています。うーん、びっぐらぶ。
これからもよろしくお願いします。

ボニーとクライドは今夜も夢中で、ちょっと油断したすきにいきなりするキスが一番最高で好きな人のびっくりした顔っていいよねっていう話。
ほんの一握りの心から愛している人たちが離れていても素敵な夢を見ますように。

日曜日の憂鬱

ネトストキャノンボール2015が終わりました。ありがとうございました。
本当に楽しい一日と夜でした。来てくださった方、出てくださった方、ネガポジのスタッフさんたち。あそこにいた全員の顔をわたしは思い出すことができます。本当にありがとうございました。

伊藤くんが書いてくれた小説『じょんぱり』を部数限定でネトストキャノンボールにてお配りさせていただきました。もう読んでくれた人はいるでしょうか。伊藤くんはわたしについてほとんどまだなんにも知らない状態で、この小説を書いてくれることが決まってから、何度か連絡をやりとりしたり、電話をしたりしました。
そういう状態で伊藤くんがわたしについて"誤訳"するというコンセプトの小説で、まあ言うなれば全て間違い妄想勘違いのフィクションということになるんですが、あのラストを読んだとき、わたしはとてもびっくりしました。
わたしはクル男君のことを待っているわけではないけれど、現実でもきっとこんな気持ちで歌っていたんだな、と思いました。"伊藤くんが書いてくれた自分"にものすごく納得しました。
愛なんて全部妄想で、全部ストーキングで、全部ヤオイなんだっていうわたしが大好きで愛の理想としている誰かの言葉が『じょんぱり』のおかげで成立している感じがあって、なんだかすごくよかったです。あなたもわたしも誰かを"誤訳"し続けていて、間違ってて、完璧に理解することなんてできなくて、でも多分それでも素敵な答えを導くことはできる。だったらそれでいいじゃん!っていう。
そういう感じで『じょんぱり』の中のわたしが幸せそうなので、伊藤くんに書いてもらってよかったと思った。ありがとうございます。

連休で、毎日が日曜日みたいで、当たり前に君がいなくて、憂鬱で、それでも楽しい夢を見続けていようと思う。好きな人がいなくなった街だってやっぱり美しかったし、もう意味はないとしてもやっぱり美しかった。変わらずにいるための努力をしてみても、何度も同じことを繰り返してみてもこれは映画のテープじゃない。
次の朝と次の夜を生きるために何かをしていようと思う。そんな夜だった。ありがとうございました。